第三回 池永 有輝 君
思い起こせば、三年生がまだグランドにいる頃、最も大きな声でチームに活を入れていたのは、他でもない池永君でした。
副主将としてチームを牽引してきた池永選手のこれまでとこれからのお話を聞いてきました。
思うように動けない自分が悔しくて涙を…

池永君が大分西高校の野球部に入ろうと思ったのはなぜですか?
まずは出来たばかりの学校に興味がありました。それと山本監督の噂を聞いていたので、監督のいる野球部で野球がやってみたかったんです。
実際に入部してみて、その山本監督はどうでしたか?
本当に怖かったです(笑)
特に僕は監督の現役時代と同じ捕手だったので、他の人よりも厳しく指導していただいた気がします。
どんな練習を思い出す?
一年生の頃、近距離でショートバウンドを取る練習をした時、思うように動けない自分が悔しくて涙を流したんです。あの時は本当に悔しく、今でも忘れられません。
辛かった練習の思い出とかは?
いっぱいありますよ(笑)
特に一年生の頃のクリスマスイヴにプレゼント代わりに受けた個人ノックですかね(笑)僕は外野の分の20本と捕手の分の50本を二人分やっちゃいましたから(笑)
この環境だからこそ残せた結果

池永君にとって、一番印象に残っている試合は?
最後の夏の大会の三回戦(杵築高戦)と負けた準々決勝(津久見戦)です。
それぞれどんな思いがありますか?
杵築高との試合では、勝ったらベスト8という重圧で、試合前にかなり緊張したのを覚えています。相手は秋の大会でコールド負けしていますから、そのリベンジを…という気持ちも強かったんだと思います。
負けた試合では、最後にもう一度マスクを被らせてもらって、本当に嬉しかったんです。チームメイトと監督さんに感謝しています。
グランドのない環境の中で、ハンデを感じましたか?
今になって思えば、そういう環境の中でやって来たからこそ、色々な思いを感じることが出来て、精神的にも逞しくなった様な気がします。県大会ベスト8というのも、この環境だからこそ残せた結果だったと思っています。
西高野球部の野球は一言で言うとどんな野球ですか?
基本に忠実に、当たり前のことを当たり前にやる野球です。
山本監督の言う事を素直に聞けば、必ず結果は付いて来る
大学進学(九州産業大学)が決まりましたが…
大学に行っても西高で学んだことを忘れずに、捕手として頑張って行きたいと思っています。
チームメイトだった野球部の同級生はどんな友達ですか?
学校には他にも友達がいますが、やっぱり一緒にいた時間が違いますから、特別な友達です。いつも気になります。
これからの西高野球部に望むことはありますか?
一年生はもっと元気を出しましょう(笑)
最後に後輩達に一言お願いします。
山本監督の言う事を素直に聞けば、必ず結果は付いて来るはずです。僕達よりさらに上を目指して頑張ってください。
気持ち良いくらいに響き渡る池永君の声が聞こえなくなると、少し野球部が寂しいのかな?と思っていましたが、池永君の穴を埋めるように彼と同じくらいの元気な声が後輩達の力で、今でもグランドを賑わせてくれています。
これは紛れもなく、池永君をはじめ、今の三年生、そしてその先輩達が築き上げた素晴らしい伝統なのです。
池永君達が守ってきた、西高野球部の伝統は、これからも後輩達によって脈々と受け継がれていくことでしょう。
















